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勝沼・山梨のワイナリー33軒|駅から歩ける12軒と見学料0〜16,500円の中身

更新日: 2026.09.29
勝沼・山梨のワイナリー33軒|駅から歩ける12軒と見学料0〜16,500円の中身

山梨県はワイナリーの数が日本でいちばん多い県です(国税庁の調査で85場)。そのうち33軒が、東京から日帰りで行ける範囲にあります。新宿から特急で甲府まで1時間28分、塩山まで1時間29分、勝沼ぶどう郷までは1時間49分です。

この記事は、その33軒を2026年9月に各ワイナリーの公式サイトで確認してまとめたものです。21軒が見学を受け付けていて、28軒で試飲ができます。一方で見学を受け付けていないと明記しているワイナリーも4軒あります。

勝沼は「駅は高台、ワイナリーは谷」

山梨のワイナリーは甲州市に24軒(勝沼ぶどう郷駅周辺12軒・塩山駅周辺7軒)が集中しています。ここで最初につまずくのが地形です。

勝沼ぶどう郷駅は高台にあり、名前の知られたワイナリーの多くは谷側(下岩崎・等々力)にあります。各社の公式サイトもそろって「駅からタクシー8〜10分」と案内していて、徒歩では案内していません。地図の直線距離だけを見て歩き出すと、坂を延々と下ることになります。

ところが谷に降りてしまえば、ワイナリー同士は近い。蒼龍葡萄酒からシャトー・メルシャンまで徒歩5分、くらむぼんワインまで徒歩10分です。駅からタクシーで谷まで降り、そこから数軒を歩いて回り、最後にまたタクシーで駅へ戻る——これが勝沼の現実的な回り方になります。白百合醸造は甲州市民バス「ぶどうコース1」で19分・等々力公民館前下車、勝沼醸造は勝沼町巡回バスで30分・300円という手もありますが、いずれも本数は多くありません。

駅から歩ける12軒

高台側や、勝沼以外の駅の近くには、歩いて行けるワイナリーもあります。試飲をするなら運転はできないので、この12軒は行程が組みやすい選択肢です。

ワイナリー 最寄駅 徒歩 見学 試飲
塩山洋酒醸造 塩山駅 3分 — —
サントネージュワイン 山梨市駅 3分 要予約 可
サドヤ 甲府駅 5分 要予約 可
笹一酒造 笹子駅 5分 — 可
旭洋酒(ソレイユワイン) 東山梨駅 10分 — 可
モンデ酒造 石和温泉駅 10分 要予約 可
本坊酒造 マルス山梨ワイナリー 石和温泉駅 10分 要予約 可
菱山中央醸造 勝沼ぶどう郷駅 10分 可 可
甲斐ワイナリー 塩山駅 12分 要予約 可
シャトー勝沼 勝沼ぶどう郷駅 15分 — 可
シャトージュン 勝沼ぶどう郷駅 15分 — —
原茂ワイン 勝沼ぶどう郷駅 20分 — 可

※表は横にスクロールできます。

見学料は0円から16,500円まで開いている

「ワイナリー見学」と一言でいっても、中身と料金の幅がとても大きいのが山梨です。無料で予約も要らない自由見学から、レストランの食事がついて16,500円のコースまであります。

ワイナリー 見学料 予約
モンデ酒造 500円(20歳未満無料) 要予約
本坊酒造 マルス山梨ワイナリー 無料 予約不要(個人は自由見学)/団体・バス利用は5日前までに要予約
甲斐ワイナリー おひとり様1000円 要予約(お問い合わせフォームまたは電話で前日までに)
メルシャン シャトー・メルシャン勝沼ワイナリー ディスカバリーツアー3,000円/ワインメーカーズツアー5,000円/プレミアムワインメーカーズツアー10,000円 要予約
マンズワイン 勝沼ワイナリー 平日スタンダードツアー500円(小学生未満無料)/土日祝プレミアムツアー ワイン3種付1,500円・ジュース2種付1,000円 要予約(フォームまたは電話)
白百合醸造(ロリアンワイン) スペシャルワインツアー2,200円〜5,500円(税込)。ボトル詰め・オリジナルラベル作り体験は有料 一部要予約(自由見学は無料・予約不要/有料見学は5名以上・スペシャルワインツアーは要予約)
麻屋葡萄酒 有料(金額は公式サイトに記載なし) 要予約
フジクレールワイナリー 一般2,000円/学割1,000円(1人) 要予約(申込受付中と記載)
勝沼醸造 テイスティングコース1,100円/スタッフコース7,700円(食事なし)・16,500円(レストラン食事付) 要予約
MGVs(マグヴィス)ワイナリー ガイド付きツアー1名2,000円(税込・ワイン3種試飲付) 自由見学は予約不要/ガイド付きツアーは料金設定あり
盛田甲州ワイナリー(シャンモリワイン) 見学自体の料金記載はなし。試飲チケット550円(4枚綴り) 10名未満は予約不要(当日売店で受付)/10名以上は要予約(電話またはメール)
シャトー酒折ワイナリー 自由見学 無料/スタッフ案内 1,500円(20歳未満無料)/ソムリエ案内 2,200円(中学生以下無料)/団体10名以上 300円 自由見学は予約不要/スタッフ案内は電話予約(1週間前から・当日も受付)/ソムリエ案内・団体は要予約
まるき葡萄酒 無料 要予約(前日16:00まで)
ルミエール(ルミエールワイナリー) 40分コース800円(学割400円)/1時間コース1,300円(学割900円・試飲3種込)/15名以上の団体600円(見学のみ)・1,100円(見学+試飲) 要予約(電話のみ・0553-47-0207)

※表は横にスクロールできます。料金は2026年9月に各公式サイトで確認した時点のものです。

無料で予約も要らないのはマルス山梨ワイナリーとシャトー酒折の自由見学です。はじめての1軒なら、ここから入るとつまずきません。

秋は見学が止まることがある

ぶどうの季節に行きたくなりますが、9〜11月は造り手にとって仕込みの繁忙期で、この時期だけ見学や売店を止めるワイナリーがあります。

ワイナリー 公式に出ている内容
蒼龍葡萄酒 2026年8月1日〜11月3日は仕込み等の繁忙期のため工場案内を中止(2025年も8月4日〜11月9日に同じ告知)
甲斐ワイナリー 収穫・醸造期はワイナリーツアーを休止
機山洋酒工業 仕込み期は売店を休業
旭洋酒(ソレイユワイン) 仕込み期は休業
くらむぼんワイン ワイナリーツアーは休止中(再開未定)。売店の試飲は継続

※表は横にスクロールできます。2026年9月27日に各公式サイトで確認した内容です。

秋に行くなら、見学より売店と試飲を目当てにするほうが確実です。醸造の現場を見たいなら、仕込みが一段落した冬から春に行くと受け入れ体制が整っています。

曜日の条件が、ワイナリーごとに逆を向いている

山梨でいちばん行程を狂わせるのがこれです。土日祝しか見学していないワイナリーと、平日しか見学していないワイナリーが混在しています。

ワイナリー 曜日の条件
フジクレールワイナリー 見学は土曜・日曜・祝日のみ(11時/14時)
丸藤葡萄酒工業 見学は土日祝の14時のみ
モンデ酒造 見学は平日のみ(土日祝を除く・1日2回)
サントネージュワイン 見学受付は月〜金のみ
塩山洋酒醸造 売店が土曜・日曜・祝日休み
錦城葡萄酒 売店が土曜午後・日曜・祝日休み
シャトレーゼベルフォーレ 勝沼 売店が当面の間、平日(月〜金)休み
中央葡萄酒(グレイスワイン) 売店の定休が1〜7月は日曜、8〜12月は水曜

※表は横にスクロールできます。土日しか行けない人と平日しか行けない人で、選べるワイナリーがまるで変わります。

山梨の33軒

市町ごとに並べた全体の一覧です。

ワイナリー 市町 行き方 見学 試飲 売店
笹一酒造 大月市笹子町 笹子駅から徒歩5分 — 可 ○
サントネージュワイン 山梨市 山梨市駅から徒歩3分 要予約 可 ○
旭洋酒(ソレイユワイン) 山梨市 東山梨駅から徒歩10分 — 可 ○
メルシャン シャトー・メルシャン勝沼ワイナリー 甲州市勝沼町 勝沼ぶどう郷駅からタクシーで8分(公式記載) 要予約 可 ○
蒼龍葡萄酒 甲州市勝沼町 勝沼ぶどう郷駅からタクシー(下岩崎エリア) 不可 可 ○
まるき葡萄酒 甲州市勝沼町 公式にアクセス記載なし 要予約 可 ○
フジクレールワイナリー 甲州市勝沼町 勝沼ぶどう郷駅からタクシー10分(公式記載) 要予約 可 ○
勝沼醸造 甲州市勝沼町 勝沼ぶどう郷駅からバスで所要30分・300円、バス停「下岩崎」下車(公式記 要予約 可 ○
くらむぼんワイン 甲州市勝沼町 勝沼ぶどう郷駅からタクシーで8分 不可 可 ○
岩崎醸造(ホンジョーワイン) 甲州市勝沼町 公式にアクセス記載なし 可 — ○
盛田甲州ワイナリー(シャンモリワイン) 甲州市勝沼町 塩山駅 要予約 可 ○
原茂ワイン 甲州市勝沼町 勝沼ぶどう郷駅から徒歩20分 — 可 ○
錦城葡萄酒 甲州市勝沼町 塩山駅 — — ○
マンズワイン 勝沼ワイナリー 甲州市勝沼町 塩山駅からタクシーで約5分(公式記載) 要予約 可 ○
麻屋葡萄酒 甲州市勝沼町 勝沼ぶどう郷駅からタクシーで約8分(公式記載) 要予約 可 ○
中央葡萄酒(グレイスワイン) 甲州市勝沼町 公式にアクセス記載なし 不可 可 ○
MGVs(マグヴィス)ワイナリー 甲州市勝沼町 塩山駅 予約不要 可 ○
白百合醸造(ロリアンワイン) 甲州市勝沼町 勝沼ぶどう郷駅からバス「ぶどうコース1」で19分、等々力公民館前下車、徒歩 要予約 可 ○
シャトレーゼベルフォーレワイナリー 勝沼ワイナリー 甲州市勝沼町 山梨市駅からタクシーで約5分 不可 可 ○
菱山中央醸造 甲州市勝沼町 勝沼ぶどう郷駅から徒歩10分 可 可 ○
シャトージュン 甲州市勝沼町 勝沼ぶどう郷駅から徒歩15分 — — ○
シャトー勝沼 甲州市勝沼町 勝沼ぶどう郷駅から徒歩15分 — 可 ○
丸藤葡萄酒工業 甲州市勝沼町 勝沼ぶどう郷駅からタクシーで約10分 可 — ○
機山洋酒工業 甲州市 公式にアクセス記載なし 可 可 ○
塩山洋酒醸造 甲州市 塩山駅から徒歩3分 — — ○
甲斐ワイナリー 甲州市 塩山駅から徒歩12分 要予約 可 ○
98WINEs 甲州市 塩山駅からタクシーで10分(公式記載) — 可 ○
サドヤ 甲府市 甲府駅から徒歩5分 要予約 可 ○
シャトー酒折ワイナリー 甲府市酒折町 甲府駅 要予約 可 ○
サントリー登美の丘ワイナリー 甲斐市 甲府駅からバス専用のりば」から金・土・日・祝日限定の無料シャトルバ 要予約 可 ○
ルミエール(ルミエールワイナリー) 笛吹市一宮町 公式にアクセス記載なし 要予約 可 ○
本坊酒造 マルス山梨ワイナリー 笛吹市石和町 石和温泉駅から徒歩10分 要予約 可 ○
モンデ酒造 笛吹市石和町 石和温泉駅から徒歩10分 要予約 可 ○

※表は横にスクロールできます。「—」は公式サイトに記載が見つからなかったものです。受け付けていないとは限りません。

長野・軽井沢は長野・軽井沢のワイナリー25軒にまとめています。

石和温泉駅から徒歩10分にモンデ酒造とマルス山梨があります。泊まって飲む組み立ては泊まりで行くワイナリーへ。

あわせて読みたい

長野・関東近郊まで含めた日帰り圏は東京から日帰りで行けるワイナリー79に、車を使わない行程は電車とバスだけで行けるワイナリー32にまとめています。甲州とマスカット・ベーリーAという品種の話は日本ワインとはへ。山梨のワインを東京で買うなら日本ワインが買える東京のワインショップがあります。

※掲載内容は2026年9月に各ワイナリーの公式サイトで確認した情報に基づきます。営業時間・見学の受け入れ・料金は変更されることがありますので、訪問前に必ず公式情報をご確認ください。20歳未満の飲酒、および飲酒運転は法律で禁止されています。

よくある質問

勝沼のワイナリーは駅から歩けますか?

多くは歩けません。勝沼ぶどう郷駅は高台にあり、名前の知られたワイナリーの多くは谷側の下岩崎・等々力にあります。各社の公式サイトも「駅からタクシー8〜10分」と案内しています。ただし谷に降りればワイナリー同士は近く、蒼龍葡萄酒からシャトー・メルシャンまで徒歩5分、くらむぼんワインまで徒歩10分です。タクシーで谷まで降りて数軒を歩くのが現実的です。

山梨のワイナリーは東京から日帰りできますか?

できます。新宿から特急で甲府まで1時間28分、塩山まで1時間29分、勝沼ぶどう郷まで1時間49分です。この記事では日帰りで行ける33軒を扱っています。

ワイナリー見学の料金はいくらですか?

幅がとても大きいです。マルス山梨ワイナリーとシャトー酒折の自由見学は無料で予約も不要。有料のものはモンデ酒造500円、甲斐ワイナリー1,000円、MGVs2,000円(ワイン3種試飲付)、フジクレール2,000円、シャトー・メルシャンのツアーが3,000円〜10,000円、勝沼醸造のスタッフコースが食事なし7,700円・レストランの食事付16,500円です。

予約なしで行けるワイナリーはありますか?

あります。マルス山梨ワイナリーは個人なら予約不要の自由見学(約30分・無料)、シャトー酒折も自由見学が無料・予約不要です。ただし団体やバス利用は事前連絡が必要なところが多く、有料のガイド付きツアーは基本的に要予約です。

ぶどうの収穫期(秋)に行くのがいいですか?

見学が目的なら、必ずしもそうではありません。9〜11月は仕込みの繁忙期で、蒼龍葡萄酒は2026年8月1日から11月3日まで工場案内を中止、甲斐ワイナリーは収穫・醸造期にツアーを休止、機山洋酒工業と旭洋酒は売店や営業自体を休みます。秋は売店と試飲を目当てにして、醸造の現場を見たいなら冬から春に行くほうが確実です。

土日に行けるワイナリーと平日に行けるワイナリーは違いますか?

違います。しかも逆を向いています。フジクレールと丸藤葡萄酒工業は見学が土日祝のみ、モンデ酒造とサントネージュは平日のみ。逆に塩山洋酒醸造は売店が土日祝休み、錦城葡萄酒は土曜午後・日曜・祝日が休み、シャトレーゼベルフォーレ勝沼は当面の間、平日が休みです。行く曜日が先に決まっているなら、そこから行き先を選ぶことになります。

運転して行っても試飲できますか?

できません。飲酒運転は法律で禁止されています。運転する方は同乗者を含めて試飲をお断りするワイナリーがほとんどです。試飲を目当てにするなら電車とタクシーで組むか、飲まない人を決めておいてください。