ドイツ・オーストリアワインに強い東京の店7選|経堂の専門店からリースリング探しまで
🇩🇪🇦🇹「ドイツワイン=甘口」というイメージは、実はもう過去のものです。ドイツを代表する品種リースリングは、ミネラル感あふれるキレのある辛口から、酸と甘みが美しく釣り合う繊細な甘口、さらには長期熟成に耐える貴腐ワインまで、驚くほど多彩な表情を持っています。お隣オーストリアも、グリューナー・ヴェルトリーナーに代表される端正な白や個性的な自然派の造り手が注目を集める、いま面白い産地のひとつです。
そして両国のワインに共通するのが、透明感のある果実味ときれいな酸。この繊細さは出汁や素材の味わいを生かした和食との相性が抜群で、寿司や天ぷら、家庭の和食にもすっと寄り添ってくれます。アルコール度数が比較的軽やかなワインが多いのも、食卓で使いやすいポイントです。
とはいえ、東京でドイツ・オーストリアワインをしっかり選べる店は、フランスやイタリアに比べるとまだ多くありません。この記事では、当サイト掲載店の中からドイツ・オーストリアワインやリースリングに強い(言及のある)東京の専門店・ショップ7軒をタイプ別にご紹介します。
「その道の専門家」がいる店——経堂のドイツ専門店と吉祥寺のオーストリア通
まずは、都内でも希少な独墺の「専門家がいる店」から。品揃えの数ではなく、現地を知る目利きのセレクトと対話で選べるのが最大の魅力です。
経堂駅近くのCassiel(カシエル)(世田谷区経堂)は、ドイツワイン専門のShop&Bar。ドイツ在住11年のオーナーが選ぶ現地ワインを、角打ちスタイルで一杯飲みながら小売でも購入できます。ボトルは3,000円台が中心で、1,600円台から高級ワインまで幅広く、営業は夕方17時から(土日祝は14時から)。「まず一杯試してから買う」が自然にできる、ドイツワイン入門にうってつけの1軒です。
吉祥寺・七井橋通り沿いのヒロヤショップ吉祥寺セラー(武蔵野市)は、オーストリアワイン大使の資格を持つカヴィストが営む小さなセラーショップ。蔵出しワインを定温管理で販売し、オンラインショップも運営しています。東京でオーストリアワインを相談しながら選ぶなら、まず訪れたい専門店です。
ドイツワインを直輸入する老舗——品川・荏原の日野屋
品川区荏原の日野屋は1936年創業、1989年からフランス・ドイツワインの直輸入を続ける老舗ワイン商です。店舗1階と地下セラーに常備1,000種類・2万本をストックし、ヴィンテージワインの掘り出し物にも出会えます。無料会員登録で直輸入ワインが2割引になり、会員向けに2ヶ月に一度試飲会も開催。熟成したリースリングを探したいときにも頼りになる、通いがいのある1軒です。
自然派の文脈でドイツ・オーストリアに出会う
近年の独墺ワインを語るうえで欠かせないのが自然派(ナチュール)の潮流。自然派専門店の棚には、フランス・イタリアと並んでオーストリアやドイツの個性的な造り手が並んでいます。
恵比寿のトロワザムール(3 Amours)は、自然派インポーターBMOの直営店。約420種・120蔵元の約9割が自然派で、フランス・イタリア・スペインに加えてオーストリアやスロヴェニアの造り手からも仕入れています。バーとセラーが一続きになった店内で「飲んでおいしいと思ったら買って帰れる」のが秀逸。営業は週末中心なので、事前に営業日をご確認ください。
銀座三越新館裏の銀座カーヴ・フジキ(藤木酒店)は、1889年創業の老舗酒店が2010年に転身した自然派ワイン専門店。フランス・イタリア・日本などとともにオーストリア・ドイツの自然派も扱い、約300種を揃えます。店内試飲スペースでの生産者イベントや試飲会も不定期開催。定休日なしで、銀座散策の途中に立ち寄れるのも便利です。
大型総合店でドイツワインを飲み比べ・買い比べ
各国のワインと比較しながら独墺を選びたいなら、品揃えの層が厚い大型店へ。リースリングと他品種の飲み比べもしやすくなります。
恵比寿ガーデンプレイスのWINE MARKET PARTY 恵比寿は、1994年開業・約2,000種超を扱う日本最大級のワイン専門店。フランス・イタリア・アメリカを主軸に、ドイツや日本ワイン、自然派・オレンジワインまで幅広くカバーします。テイスティングバーでは毎日16〜20種以上をグラスで試せるので、「リースリングを一度飲んでみたい」という方の入口にも最適です。
麻布十番のBon repas 麻布十番店は、インポーター・徳岡の直営店。フランスワインを中心に常時約2,000〜2,300種を揃え、ドイツをはじめイタリア・スペイン・チリ等も幅広く取り扱います。2階のレストラン「ワイン家」では、ショップやセラーで選んだ1本をその場で楽しめて、チーズ・輸入食材の充実ぶりも食卓派にはうれしいところです。
ドイツ・オーストリアワインを楽しむコツ
- 「辛口か甘口か」をまず伝える:リースリングは辛口から甘口まで振れ幅が大きく、ラベルだけで判別するのは初心者には難関です。好みの甘辛度と合わせたい料理を店で伝えるのが、失敗しない近道です。
- 和食に合わせてみる:きれいな酸と控えめなアルコールを持つ独墺の白は、出汁のきいた和食や寿司との好相性が魅力。「今夜は和食」という日にこそ試してみてください。
- 角打ち・試飲を活用する:Cassielの角打ちやWINE MARKET PARTYのテイスティングバーなど、今回ご紹介した店の多くは「飲んでから買う」体験ができます。なじみの薄い産地こそ、まず一杯から。
- 専門家のいる店を行きつけにする:ドイツ在住経験のあるオーナーやオーストリアワイン大使の資格を持つカヴィストなど、現地を知る人との対話は何よりの教科書。小さな専門店ならではの価値です。
- 営業日・価格は事前に確認を:週末中心の営業や夕方からの営業など、店ごとにスタイルはさまざま。品揃えや価格も取材時点のものなので、来店前に最新情報のご確認を。
当サイトでは、東京のワインショップをエリアや特徴から検索できます。経堂のCassielなら世田谷区の店一覧、吉祥寺のヒロヤショップなら武蔵野市の店一覧から。飲んでから選びたい方は試飲できる店の一覧もどうぞ。お近くの店を探すならトップページの検索をご活用ください。
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※掲載内容は取材時点の公式情報に基づきます。変更される場合がありますので、来店前に各店舗の公式情報をご確認ください。20歳未満の飲酒は法律で禁止されています。