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フランスワインに強い東京の専門店27選|ブルゴーニュからナチュールまで

更新日: 2026.09.29
フランスワインに強い東京の専門店27選|ブルゴーニュからナチュールまで🇫🇷

ひとくちにフランスワインといっても、その世界は驚くほど広大です。ピノ・ノワールの繊細さを極めるブルゴーニュ、ブレンドの妙で長期熟成に耐えるボルドー、シャンパーニュ、ローヌ、ロワール、アルザス——産地ごとに品種も味わいの哲学もまったく異なり、同じ「フランス」の名のもとに多彩な個性がひしめいています。

だからこそ、フランスワインは「どの店で買うか」で出会える1本が大きく変わります。ブルゴーニュの銘醸に厚みのある店、ナチュールの造り手を発掘してくる店、大手直営ならではの安定した品揃えの店——それぞれに得意分野があるからです。

幸い東京には、フランスワインの専門店や、フランスに強い総合ショップが数多くあります。この記事では、当サイト掲載店の中から27軒をタイプ別にご紹介します。あわせて、店選びの考え方も最初に整理しました。

フランスワインの店選び:押さえたい3つの軸

個別の店をご紹介する前に、フランスワインの店を選ぶときに意識したい3つの軸を整理しておきます。どれが正解ということではなく、自分の飲み方に合う店を見つけるための目安です。

1つ目は産地の得意分野。フランスワインは産地ごとの個性が際立つため、店にも「ブルゴーニュに厚い」「ボルドーを直輸入している」といった得意領域があります。飲みたい産地が決まっているなら、その産地に強い店を選ぶのが最短ルートです。

2つ目は価格帯。普段の食卓用に1,000〜2,000円台のデイリーを充実させる店もあれば、グランヴァンやオールドヴィンテージまで揃える店もあります。自分の予算感と店の中心価格帯が合っているかは、通いやすさを左右します。

3つ目はナチュール(自然派)か古典か。近年のフランスワインは、伝統的な銘醸ワインと、ヴァン・ナチュールと呼ばれる自然派の2つの潮流がそれぞれ豊かに育っています。どちらの世界に踏み込みたいかで、選ぶべき店は変わってきます。

ブルゴーニュ・ボルドーを東京で買うなら——古典派に強い名門・老舗

まずは、ブルゴーニュやボルドーといった古典銘醸地に強い店から。単一品種で土地の個性を映すブルゴーニュと、複数品種のブレンドで完成度を高めるボルドーは、フランスワインの二大巨頭でありながら対照的な世界です。どちらも造り手・村・年による差が大きいだけに、数十年単位で直輸入を続ける老舗や現地買い付けの専門店など、目利きの確かな店で選ぶ価値がひときわ大きい領域といえます。

ザ・セラー虎ノ門本店は、サントリーグループのインポーター直営による都内最大級の大型専門店。約2,500アイテムを図書館のようなレイアウトで並べ、なかでもブルゴーニュは店頭350種・セラー在庫を含め約600種という圧巻の厚みです。テイスティングルームでの常時試飲もあり、東京でブルゴーニュを探すならまず訪れたい1軒です。

ラ・ヴィネ 虎ノ門店は、パリの三つ星レストランにルーツを持つフランスワイン専門店。ソムリエが現地で直接買い付けた個性的なワインや、希少なオールドヴィンテージを扱います。店内では常時有料試飲を実施しており、虎ノ門ヒルズ駅直結とアクセスも抜群です。

品川区荏原の日野屋は1936年創業、1989年からフランス・ドイツワインの直輸入を続ける老舗です。店舗1階と地下セラーに常備1,000種類・2万本をストックし、ヴィンテージワインの掘り出し物にも出会えます。無料会員登録で直輸入ワインが2割引になるのも、通いたくなるポイントです。

世田谷代田の信濃屋ワイン館 代田店は、1930年創業の信濃屋による大型酒類専門店。ボルドー・ブルゴーニュ・シャンパーニュなどを産地から直輸入し、定温輸送で品質管理を徹底しています。月例の有料試飲会も開催しており、じっくり選びたい方に向いています。

豊洲駅徒歩3分の信濃屋 豊洲フォレシア店は、同じ信濃屋の体験型店舗。有名五大シャトーからデイリーワインまで常時約600種を揃え、信濃屋初のバルカウンターを併設しています。気になる1本をその場で試せる、湾岸エリアの頼れる存在です。

学芸大学駅徒歩2分の学大ますもと Sake & Aperoは、1933年創業の老舗酒販店を母体とする角打ち併設店。1997年から続くボルドー生産者からの直輸入ワインやR.M.(小規模生産者)のシャンパーニュなど、規模は小さくても筋の通った品揃えです。一杯500円からの立ち飲みで試してから買えるのもうれしいところ。

立川のESPOA おぎの(エスポアおぎの)は、ワインアドバイザー全国選手権優勝の荻野博之氏が営むワイン専門酒販店。フランスのワイナリーへ直接買い付けを行い、当店限定の商品も多数扱います。定期開催のワイン教室「和飲学園」で、学びながらフランスワインを深掘りできるのも魅力です。

大手・インポーター直営ワインショップの安定感

次に、インポーター(輸入元)直営ならではの安定した品揃えと品質管理が魅力の店。輸入から店頭までを一貫して手がけるため取り扱いの層が厚く、贈り物やお祝いの席など「外せない場面」でフランスの有名銘柄を確実に手に入れたいときに頼りになります。直営店はインポーター直営ショップ21選でも詳しく紹介しています。

エノテカ 広尾本店は、アサヒビールグループのワイン専門商社エノテカの旗艦店。フランス・イタリアを中心に約1,500〜1,900種超という国内最大級の規模を誇ります。スタンディングバー「B-BAR by ENOTECA」やセルフ式のテイスティングサーバーでは高級銘柄もグラス800円台から試せて、購入したワインをその場で開けることもできます。

銀座駅徒歩2分のワインショップ・エノテカ 銀座店も、フランス・イタリアを中心に約1,000種類を揃える大型店です。併設のカフェ&バーでは購入したワインをそのまま楽しめて、ギフトやプレゼントの相談にも対応しています。

吉祥寺駅徒歩3分のワインショップ・エノテカ 吉祥寺店は、フランス・イタリアを軸に世界各国から約800種を常時扱う大型店。ボリュームゾーンは2,000円〜1万円台で、店内のカウンターバーではおすすめのグラスワインを1杯770円から試せます。

麻布十番のBon repas 麻布十番店は、インポーター・徳岡の直営店。フランスワインを中心に常時約2,000〜2,300種を揃え、シャンパン3,000円程度のコスパ品から有名ワインまで幅広くカバーします。2階のレストラン「ワイン家」では、ショップやセラーで選んだ1本をその場で楽しめて、チーズ・輸入食材の充実ぶりもフランス好きにはたまりません。

外苑前のCELLAR DOOR AOYAMAは、ジェロボーム社直営のファインワイン・ブティック。ポル・ロジェ、ヒューゲル、ボーカステルといったフランスの銘門を含む、世界の家族経営ワイナリー約1,200種を扱います。併設バー「ザ・サロン」でグラスから体験できるのも魅力です。

立川駅直結のヴィノスやまざき ルミネ立川店は、1913年創業・静岡発祥の直輸入型ワイン専門チェーン。世界12カ国以上の蔵元から「蔵直」で仕入れた約250種を扱い、デイリーからプレミアムまで揃います。多摩エリアでフランスワインを買うなら心強い存在です。

同チェーンのヴィノスやまざき ルミネ北千住店は、北千住駅直上のルミネ1階。ワインとチーズを軸にした品揃えで、好み・価格帯・料理を相談しながらおすすめを選べる対面接客が持ち味の地域密着店です。

吉祥寺本町のラ・カーブ・イデアルは、店主自らフランスの造り手を訪ねて直輸入する仏ワイン専門の直売店。取り扱いの約9割が南仏ラングドック・ルーション産で、日本ではここでしか手に入らない銘柄に出会えるのが最大の魅力です。

ナチュール系フレンチが得意な専門店

ここ十数年でフランスワインのもうひとつの主役となったのが、ヴァン・ナチュール(自然派ワイン)です。できるだけ自然に寄り添った造りを志向するワインの総称ですが、実は厳密な統一定義があるわけではなく、その解釈も造り手ごとにさまざま。だからこそ銘柄のスペックよりも、信頼できる店のセレクト眼がものを言う世界です。

銀座三越新館裏の銀座カーヴ・フジキ(藤木酒店)は、1889年創業の老舗酒店が2010年に転身した自然派ワイン専門店。フランスを含む各国のオーガニックぶどうによる自然派ワインを約300種揃え、生産者イベントや試飲会も不定期開催しています。定休日なしで、銀座散策の途中に立ち寄れるのも便利です。

恵比寿のトロワザムールは、自然派インポーターBMOの直営店。フランス(ラングドック・ルーション)を中心に約420種・120蔵元を揃え、その約9割が自然派です。併設バーで飲んで、気に入ったらそのまま買って帰れる造りが秀逸。営業は週末中心なので、事前に営業日をご確認ください。

神楽坂のワインショップ・ジャジャは、自社輸入するフランスのヴァン・ナチュールを軸にした専門店。ヨーロッパ各地や日本の自然派も扱います。平日・土曜は夜22時まで営業しているので、神楽坂での食事帰りのボトル選びにも重宝します。

浅草の相模屋本店は、130年続く老舗が営む自然派ワインの直輸入店。フランスをはじめヨーロッパ各国と日本のナチュラルワインを、シャンパーニュから赤・白・オレンジまで産地別に展開しています。午後のみの短時間営業なので、訪問前に営業日時のご確認を。

上野桜木のinclus wine and brewingは、アルザスをはじめフランスのヴァン・ナチュールを中心に扱う谷根千エリアの自然派拠点。1階がワインセラー兼ノンアルコールビール醸造所という個性的な造りで、角打ちではグラスで試せるワインを多数常備しています。営業は土日祝が中心です。

池上駅すぐのエスポア かまたやは、フランスの自然派ワインを中心に扱う街のワイン専門店。毎月第1土日の試飲即売会に加え、初心者向けワインスクールやワインサークルも運営しており、学びながらフランスワインに親しめる貴重な場です。

清澄白河のWINESTAND TEOは、フランスやイタリアのナチュールを日替わりでグラス提供するワインスタンド。立ち飲みで気に入った1本はボトルで購入でき、「飲んでから買う」が自然にできます。営業は金〜日・祝中心、キャッシュレス専用です。

デイリーから頼れる総合店・街のセレクトショップ

最後に、フランスに限らず幅広い品揃えのなかで、フランスワインもしっかり頼れる店。各国と比較しながら選びたい方や、デイリーワイン探しにおすすめです。

恵比寿ガーデンプレイスのWINE MARKET PARTY 恵比寿は、1994年開業・約2,000種超を扱う日本最大級のワイン専門店。フランス・イタリア・アメリカを主軸に、自然派やオレンジワインも充実しています。テイスティングバーでは毎日16〜20種以上をグラスで試せるので、産地の飲み比べにも最適です。

奥渋・松濤のTHE WINE by TOKYU DEPARTMENT STOREは、東急百貨店本店のワイン売場を受け継いだ専門店。フランス・ヨーロッパから南半球・アメリカ・国産まで約2,000種類を揃え、週替わりの有料テイスティングで気になる1本を確かめられます。

高円寺のKIARA3525 高円寺は、フランス・イタリア・スペインを中心にした小さなセレクトショップ。1,000〜2,000円中心のデイリー価格帯ながら、自然派寄りの丁寧な造り手を選び抜いています。店頭では毎日試飲を実施しているので、気軽に相談しながら選べます。

足立・江北のかき沼ワインストアは、「ライフスタイルにとけこむワイン」を掲げる地場のワイン専門店。フランス・イタリアを中心に欧州の生産者を厳選し、デイリーから自然派・贈答用まで幅広く揃えます。北千住にも支店を展開しています。

立川駅北口すぐのビック酒販 立川店は、ビックカメラのお酒専門店。世界中のワインに加えて、ワインに合う食品やグラス、ワインセラー(家電)まで一度に揃うのが強み。フランスワインを楽しむ環境づくりごと相談できる便利な1軒です。

フランスワインを楽しむコツ

  • 産地を軸に「定点観測」する:ブルゴーニュならブルゴーニュ、と産地を決めて飲み比べると、村や造り手ごとの違いが見えてきます。得意産地が明確な店を行きつけにするのが近道です。
  • 試飲・角打ちを活用する:今回ご紹介した店の多くは試飲やバーを併設しています。特にナチュールは個性の振れ幅が大きいので、飲んでから買うのが失敗しないコツです。
  • 迷ったら店のスタッフに相談する:予算・合わせたい料理・好みの味わいの3点を伝えれば、ソムリエや店主が経験をもとに提案してくれます。専門店の一番の価値は、この対話にあります。
  • デイリーと特別な日で予算を分ける:普段用は手頃な価格帯、記念日はグランヴァンやオールドヴィンテージ、と使い分けるとフランスワインの幅広さを両面から楽しめます。価格や品揃えは取材時点のものなので、来店前に最新情報のご確認を。
  • 買ったあとの保存にもひと工夫:せっかく選んだ1本も、保存状態次第で表情が変わります。基本はワインの保存とセラー入門で解説しています。

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